日本統治時代に台南州全域を管轄していた官庁や戦後の空軍供給司令部及び台南市政府の「旧台南州庁」として、すでに1世紀が過ぎています。その後「旧台南州庁」修復保存計画の実施により、この建物は近年における台湾の「再利用」という思考によって修復された官庁建築の重要な例となりました。その歴史的意義と価値をより際立たせるため、「古い建築に新たな生命を吹き込む」というテーマについて、1.日本統治時代の官製建築物台湾建築史における発展、2.旧台南州庁の建築美学、3.古跡の修復と再利用の意義という3つのポイントに分けてその内容を展示しています。見学者が懐かしさを感じるだけではなく、古い建築物の生涯におけるそれぞれの段階の歴史を理解し、旧台南州庁の豊富な内容を改めて認識してもらえることが期待されています。