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コレクションの主旨

過去から現代における台湾文学作家、作品、史料の文学に関する文物を保存し、後世へと継承し、また台湾文学の現在と未来における研究、展示、普及教育推進の使用に供するために収集保存と保護作業を行うことで、所蔵品が台湾文学の全貌を完全に示すことができるようにするものです。


コレクションの範囲

過去の先住民、オランダ統治時代、鄭成功による統治時代、清朝領時代、日本統治時代、戦後以降から台湾文学に関する作家、作品、史料などの文学の文物について、その所在地域、作家の国籍、創作テーマのジャンル、使用言語などにかかわらず、台湾文学発展の歴史において一定の価値を持っているもので、様々な角度から台湾文学の多様な発展の姿を表現できるもの全てをコレクションに加えています。


コレクションのジャンルと内容

コレクションするジャンルには、図書、定期刊行物、手書き原稿、手紙、新聞、写真、視聴覚資料、絵画や書道、器物などがあります。


文学文物の収集

本館のコレクションの質を保ち、本館コレクションをより有効に利用するため、本館のコレクションのモットーと範囲に基づいて、文学に関する文物は正式に収蔵される前に必ずその文学的内容の価値、保存現況などについて慎重な審査手続きが行われています。また、「コレクション審議委員会」を設けて公正かつ客観的な専門的コンサルティング、意思決定のシステムとしています。収蔵前の評価を確実に実行することがコレクションを重視する具体的な行動となっています。

文物の収蔵に当たっては必ず研究収集者が基本情報リストを作成し、所蔵担当者がそれを基に照合と所蔵作業を行います。最初に寄贈契約書を結び、該当文物に対する当館の所有権を獲得します。その後所蔵担当者が文物の通し番号(所蔵品登録番号)の割り振り、写真撮影してのファイル作成、寸法の測定と数量の確認(特に手書きのページ数)、局部のチリ・埃とステープラーの針と粘着テープ除去(処理しにくいものは修復担当者が実施)、保護措置の実施と倉庫の保管位置への安置を行い、最後にすべての関連する情報(所蔵品登録番号、ファイル写真、寸法、数量とその単位、保管位置など)を「文学文物典蔵システム」に補充入力します。