王昶雄(1915~2000)、本名王榮生、新北市淡水出身。日本統治時代における重要な日本語著述作家の一人で、主に小説・随筆を執筆したほか、詩や作詞も手がけました。小説作品は芸術性や文学性にこだわり、王昶雄ならでは文学的特徴やローカリゼーションを鮮明に表現しただけでなく、作品にはその時代の精神的な面も...
展示期間:2014-09-23 ~ 2015-01-11
きっかけ空に一抹の青さがあれば、詩がある…。人が詩を書かなくなったら、鳥が書く。鳥が書かなければ、風が書き、風が書かなければ、カタツムリが書き、昆虫が書く。――― 王鼎鈞「詩•筆跡」展は、詩人たちの直筆原稿にスポットライトを当て、「純粋」を基本として、国立台湾文学館に所蔵され...
展示期間:2014-07-31 ~ 2015-07-29
「報道文学」とは著者によるフィールドワークや実体験を通して制作された文学作品のことです。1935年、楊逵が「台湾被災地慰問記」を発表し、台湾における報道文学の先駆けとなりました。50年代、60年代の沈黙の時代を経て、70年代に入ると、高信彊らが新境地を開拓。80年代には『人間雑誌』がイニシアティブを...
展示期間:2014-06-27 ~ 2015-01-04
文学と歌謡は切っても切れない関係にあります。この2つの関係とその意味をもっと深く理解していただこうと、本展では館内所蔵品と関連文物や作品をメインとして、歌曲・歌詞・書籍・楽器・楽譜なども紹介して、台湾で多様な文化が育まれた土地柄を総合的に表現しました。本展では全体を「童謡・子どもの歌」、「フォークソ...
展示期間:2014-05-23 ~ 2014-11-16
視覚映像が主流となり、紙の上の文字が読み手の注目を失っている今、「読書」以外にどのような方法で文学を体験することができるのでしょうか。そこでこの展示では「文学の音」の発想から、台湾文学発展の通時性と共時性とを兼ね備え、「文字による著作と読書」を「言語の発声と傾聴」へ変化させることを試みています。長い...
展示期間:2013-06-11 ~ 2016-05-31
日常生活の中で、もっともよく経験する人、事、物は衣食住と移動に関することです。それは普段の夕食かもしれず、また平日の出勤や帰宅の際の通り道かもしれず、さらには毎日足代わりにしている交通機関であるかもしれません。これらの平凡に見える事や物が作家のペンによって多種多様な世界の中で注意するに値する風景とな...
展示期間:2013-06-06 ~ 2013-08-27