当館は手稿、書画、道具など、12万点以上におよぶさまざまな貴重な文物を収蔵するほか、専門的な保存設備と人材を備えています。当館は過去20年間、創作に心血を注いだ作家たちの努力を守るという責任を果たすため、保存、修復、文学研究など博物館としての基本的な業務に尽力してきました。本展はテクノロジーによる修...
展示期間:2023-10-13 ~ 2024-07-07
禁書として「禁止する」とは、本自体を発禁とするだけでなく、思想や言論の自由を封じ込めて禁ずることです。日本統治時代から戒厳令の解除前後まで、台湾の人々は何十年にもわたって思想と言論の統制を受けてきました。権威主義体制において、異論を唱えるさまざまな声はかき消され、国民の自由は抑圧されていました。しか...
展示期間:2023-06-21 ~ 2024-05-26
疫病の流行が長引くにつれて、人々は当初の「他人を恐れ、自らを隔離する」という不安や恐怖の状態から、ウィルスとの共存を目指す方向へと転換し、軽症化した感染症状を恐れることはもうなくなりました。しかし一方で、根本的な治癒ができず、適応するより他ない病気も数多く存在します。書くことはこのとき、自己治癒の手...
展示期間:2023-03-24 ~ 2023-10-29
台湾の原住民文学は、文学の長い歴史の流れで上流に位置づけられています。口承文学が一つのジャンルとして成立し、文字が取り除かれた文学価値の基準となったとき、台湾文学史の序章となりました。原住民族は、外来民族が渡来してくる400年も前から台湾で活動しており、その歴史は遺跡の発掘により先史時代の5、6千年...
展示期間:2022-12-26 ~ 2023-08-31
文学や思想は、人々の脳裏で静かに廻るものです。しかしこれが印刷技術を用いて「出版」されると、感情を高ぶらせ、共鳴を引き起こします。台湾の出版史には、数多くの伝説が記されてきました。独自に磨き上げる者、団結する者が、時には共に強権に立ち向かい、まさに経綸の才に富み、胆力と見識に満ちて世を渡る強者のよう...
展示期間:2022-07-22 ~ 2023-05-21
動物は人類の文学作品において、欠かすことのできない存在である。神話・詩・小説・散文・童話にはみな動物のトーテムイメージ・生活の描写・感情のやりとりがあり、擬人化されることさえある。これらは一般的に動物文学といわれ、人と「人以外の」大地の生き物との間の関係性も含まれている。台湾文学の悠久の歴史のなかで...
展示期間:2022-06-08 ~ 2023-01-29