2022/07/22 ~
国立台湾文学館・1F展示室C
文学や思想は、人々の脳裏で静かに廻るものです。しかしこれが印刷技術を用いて「出版」されると、感情を高ぶらせ、共鳴を引き起こします。台湾の出版史には、数多くの伝説が記されてきました。独自に磨き上げる者、団結する者が、時には共に強権に立ち向かい、まさに経綸の才に富み、胆力と見識に満ちて世を渡る強者のようでした。
抑圧から自由へ、台湾の出版史は実に大変な道のりを歩んできました。台湾の出版史に貢献してきた人々は、私欲を捨てて互いに助け合い、文字の存在のためだけに尽力してきました。そんな出版という名の勇気に敬意を表さずにはいられません。
Last Updated on 2022-10-26