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「広大な大河-鍾肇政文学特別展」

  • 展示期間:2008-10-17~2009-04-01
  • 展示場所:国立台湾文学館 1F展覧室D


鍾肇政は台湾文学史上極めて重要な先駆者です。その小説作品と文学への参与はいずれも台湾文壇の重要な資産です。鍾氏はその生涯の力を文学経営の力に使い、台湾の人々が受けた傷と抑圧された魂を描くとともに、台湾の歴史と運命のために叙事詩のような証をすることを企図して、「大河小説」の著作に力を入れました。これによって台湾人の自我意識と民族精神を呼び覚まそうとしたのです。本展示では鍾氏の生涯にわたる文学の業績と貢献を示すとともに、その台湾知識人精神の手本である人格を賞賛しています。展示会場では鍾氏の生涯と文学の成果、そして文壇との交流を紹介するだけではなく、見る人を鍾氏の文学世界の中に連れて行きます。イラストレーターが描いた「台灣人三部曲」之《沈淪》、《滄溟行》、《插天山之歌》の人物表は文章中の主人公の性格を生き生きと描きだして、見る人を鍾氏の文学の世界に誘います。